快適な春夏スーツを仕立てるために

日に日に気温が上がるこの季節。着用するスーツは生地のセレクトによって快適さに大きな差が出ます。そこで春夏の生地選びのアドバイスをまとめてみました。

ウール100％でも涼しいスーツはできる

細い糸を使用した平織の生地はウール100％であっても着心地は軽快です。織目に余裕のあるタイプは通気性にも優れ、ウールならではのクオリティを保ちながら軽やかなスーツを立てることが可能です。

ウール以外の素材はどうか？

夏スーツの素材としてコットン・麻・リネンもございます。コットンは肌触りが良く、ウールでは産み出せない色合いも作り出せます。麻やリネンは夏限定素材でさらに軽やかな着心地が得られます。注意点としましては、これらの素材はウールと比べて縮みやすくシワになりやすいという事があります。採寸や仕立てに豊かな経験と高い技術を要求される素材であることは覚えておきましょう。ショップによって出来上がりのクオリティに差が生まれやすい素材です。

裏地のない背抜きでクールに

生地そのものではないですが、ジャケットに裏地を付けない「背抜き」も夏のスーツには欠かせないお仕立て方法です。体温がこもりやすい裏地を省く事で、より通気性の高い快適なスーツが出来上がります。背抜き仕立ての注意点としましては、背中部分のシャツが透けて見えてしまうか可能性があること、そして肌やインナーと直接的に触れ合うために生地に傷みが生じやすいことは頭に入れておきましょう。

サロン・ティーゴンではクールなスーツのお仕立てにつきまして、この他にも豊富な選択肢をご用意。当サロンだから出来る暑い季節のスーツ適したスーツのお仕立てをご提案いたします。